空き巣は何を盗む?盗まれやすいモノランキングトップ10!

皆さんは、自宅の防犯対策について十分だと感じていますか?

もし今、空き巣に入られたら、何が盗まれる可能性が高いでしょうか?

本記事を読みながら、ご自身の家の状況を思い浮かべてみてください。

空き巣被害は、多くの人にとって悪夢のような経験です。大切な財産を失うだけでなく、プライバシーを侵害され、安全だと思っていた自宅が脅かされる恐ろしい出来事です。

しかし、空き巣は一体何を狙って侵入してくるのでしょうか?本記事では、空き巣が最も盗みやすいものトップ10をランキング形式でご紹介します。

さらに、これらの貴重品を守るための効果的な対策方法もお伝えしていきます。

目次

空き巣被害の現状と深刻さ

出典:警察庁「令和4年の刑法犯に関する統計資料」

警察庁の令和4年の犯罪統計によれば、住宅対象侵入窃盗の認知件数は16,524件で、1日あたり約45件発生しています。これは前年比で8.9%減少していますが、依然として深刻な状況が続いています。

また、損害保険ジャパン株式会社の調査によると、空き巣被害による平均被害額は約54万円にのぼり、精神的なダメージも含めると、その影響は計り知れません。

最近の空き巣は従来の手口に加えて、IoT機器を悪用するなど、より巧妙化しています。防犯対策の重要性が増していると警告されています

盗まれやすいモノランキングTOP10

警察庁の統計データや損害保険会社の調査結果を基に、空き巣被害で最も多く報告されている盗難品をランキング形式でご紹介します。

このランキングを知ることで、自宅のどこに注意を払うべきか、そして何を重点的に守るべきかが明確になるでしょう。

1位:現金

空き巣被害で最も多く報告されているのが現金です。

警察庁の統計によると、空き巣被害の約60%で現金が盗まれています。

現金は痕跡を残さずに使用できるため、空き巣にとって最も魅力的な標的となっています。

  • すぐに使える
  • 換金の必要がない
  • 追跡が難しい

2位:貴金属・宝石

貴金属や宝石類は、高価で小さいため持ち運びやすく、また換金しやすいという特徴があります。

特に金やプラチナのジュエリーは、空き巣にとって魅力的な標的です。

  • 高価値
  • コンパクトで持ち運びやすい
  • 換金が比較的容易

3位:ブランド品(バッグ、財布など)

高級ブランドのバッグや財布も、空き巣被害で頻繁に報告される品目です。

これらは転売価値が高く、また日常的に使用されるものであるため、空き巣に狙われやすい傾向にあります。

  • 転売市場での需要が高い
  • 比較的簡単に持ち出せる
  • 真贋判定が難しいものも多い

4位:クレジットカード・キャッシュカード

キャッシュカードやクレジットカードは、それ自体に価値があるわけではありませんが、不正利用されるリスクが高いため、空き巣被害の上位に入っています。

特に暗証番号等の情報と一緒に盗まれた場合、二次被害のリスクが非常に高くなります。

  • 不正利用による金銭的被害のリスクが高い
  • 個人情報漏洩の危険性
  • 発見が遅れると被害が拡大する可能性がある

5位:パスポートなどの身分証明書

パスポートや運転免許証などの身分証明書も、空き巣の標的となっています。

これらは個人情報の塊であり、なりすまし犯罪などに悪用される可能性があります。

  • 個人情報の悪用リスクが高い
  • なりすまし犯罪に利用される可能性
  • 再発行に時間と手間がかかる

6位:高級腕時計

高級腕時計、特に有名ブランドの時計は、空き巣にとって魅力的な標的です。

小さくて高価値なため、持ち運びや換金が容易だからです。

  • 高価値
  • コンパクトで持ち運びやすい
  • 中古市場での需要が高い

7位:電子機器(スマートフォン、タブレット、ノートPCなど)

スマートフォンやタブレット、ノートPCなどの電子機器も、空き巣被害でよく報告される品目です。

これらは日常生活に欠かせないものであり、また中古市場での需要も高いため、狙われやすい傾向にあります。

  • 換金しやすい
  • 個人情報が含まれている可能性が高い
  • 持ち運びが容易

8位:商品券・ギフトカード

商品券やギフトカードは、現金に準ずる価値を持つため、空き巣の標的となっています。

これらは追跡が難しく、また使用や換金が比較的容易であるため、狙われやすい傾向にあります。

  • 現金同様に使用可能
  • 追跡が困難
  • 換金が容易

9位:衣類(高級ブランドの洋服など)

高級ブランドの洋服やアクセサリーも、空き巣被害で報告される品目の一つです。

これらは転売価値が高く、また日常的に使用されるものであるため、空き巣に狙われやすい傾向にあります。

  • 転売市場での需要が高い
  • サイズによっては持ち運びが容易
  • 真贋判定が難しいものも多い

10位:骨董品・美術品

最後に、骨董品や美術品も空き巣の標的となることがあります。

これらは高価値であり、また専門的な知識を持つ空き巣にとっては魅力的な標的となり得ます。

  • 高価値
  • マニアックな需要がある
  • 真贋判定が難しいものも多い

あなたの家にある、このランキングに入っているものは何ですか?

それらはどのように保管されていますか?次のセクションで、効果的な保管方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

空き巣が狙うモノの特徴

では、なぜこれらのものが空き巣に狙われるのでしょうか?空き巣が標的とする物品には、いくつかの共通した特徴があります。

換金のしやすさ

空き巣が最も重視するのが、盗んだものをいかに簡単に現金化できるかという点です。現金はもちろんのこと、金やプラチナなどの貴金属、有名ブランドの製品など、換金が容易なものが狙われやすい傾向にあります。

持ち運びの容易さ

空き巣は短時間で侵入と退出を行うため、持ち運びやすいものを優先的に狙います。小型で軽量な物品、例えば宝石や腕時計、スマートフォンなどが好まれます。大型のテレビや家電製品は、たとえ高価であっても持ち出しにくいため、狙われる可能性は比較的低くなります。

高額であること

リスクを冒してまで侵入する以上、空き巣は当然ながら高額な物品を狙います。ブランド品や高級時計、最新のスマートフォンなど、転売価値の高いものが標的となりやすいです。

大切なものを守るための保管のコツ

これらの盗まれやすいものを守るためには、適切な保管方法が重要です。以下に、効果的な保管方法をいくつかご紹介します。

金庫の活用方法

高価な貴重品や重要書類の保管には、耐火金庫の使用をおすすめします。金庫を選ぶ際は以下の点に注意しましょう:

  • 重量:軽すぎる金庫は持ち去られる可能性があるため、50kg以上のものを選ぶ
  • 設置場所:壁や床にボルトで固定し、簡単に持ち去れないようにする
  • 耐火性能:重要書類を守るため、耐火性能の高いものを選ぶ

分散保管のすすめ

すべての貴重品を一箇所にまとめて保管するのは危険です。以下のような分散保管の方法を検討しましょう:

  • 現金や貴重品を複数の場所に分けて保管する
  • 普段使用しない貴重品は銀行の貸金庫を利用する
  • 重要書類のコピーを別の場所に保管する

目立たない場所への収納

空き巣は短時間で効率よく物色するため、一般的に貴重品が置かれていそうな場所を重点的に探します。以下のような工夫で、貴重品の発見を困難にすることができます:

  • 本棚の奥や食品の空き容器など、意外な場所に隠す
  • 壁や床に隠し場所を作る(ただし、プロの空き巣は可能性のある場所を知っている)
  • ダミーの金庫を置き、本物の貴重品は別の場所に隠す

我が家の防犯対策チェックリスト

以下のチェックリストを使って、あなたの家の防犯状況を確認してみましょう:

  • 外出時、全ての窓と扉に確実に鍵をかけている
  • 貴重品を金庫や鍵のかかる場所に保管している
  • 現金や貴重品を一か所にまとめて保管していない
  • 家の周りに防犯カメラやセンサーライトを設置している
  • 長期不在時に新聞や郵便物がたまらないよう対策している
  • ご近所との良好な関係を築いている
  • 防犯システムを導入している

チェックが付かなかった項目があれば、改善を検討してみましょう。

効果的な空き巣対策

最後に、空き巣被害を防ぐための効果的な対策をご紹介します。

基本的な防犯対策(戸締まり、照明など)

まずは基本的な防犯対策から始めましょう:

  1. 確実な戸締り:外出時はもちろん、在宅時も窓や玄関の施錠を忘れずに
  2. センサーライトの設置:人の動きを感知して点灯する照明を家の周りに設置
  3. ダミーの防犯カメラやステッカー:本物でなくても抑止効果がある

高度なセキュリティシステムの導入

より高度な防犯を求める場合は、以下のようなセキュリティシステムの導入を検討しましょう:

  • ホームセキュリティシステム:24時間監視と警報機能付き
  • スマートホームデバイス:スマートフォンで遠隔操作可能な鍵や監視カメラ
  • 防犯ガラス・フィルム:破壊されにくい特殊なガラスや窓に貼るフィルム

近隣との協力体制

地域ぐるみの防犯活動も効果的です:

  • ご近所付き合いを大切に:互いに気をつけ合える関係作り
  • 不審者情報の共有:SNSやコミュニティアプリを活用
  • 留守時の見守り依頼:信頼できる隣人に協力を仰ぐ

最新の防犯技術

セキュリティ業界では、AIやIoTを活用した新しい防犯システムが次々と登場しています。例えば、顔認証システムを搭載したスマートドアベルや、不審な動きを検知して自動で警報を発する AIカメラなどが普及し始めています。ALSOKのホームセキュリティシステムでも、これらの最新技術を積極的に導入し、より高度な防犯体制を実現しています。

空き巣被害に遭った時の緊急対応手順

万が一、空き巣被害に遭ってしまった場合、以下の手順で対応しましょう。

  1. 警察に通報する(110番)
  2. 家の中を確認し、盗まれたものリストを作成する
  3. クレジットカードや銀行カードが盗まれた場合、即座に利用停止の連絡をする
  4. 保険会社に連絡し、補償の可能性を確認する
  5. 鍵を交換する
  6. 近隣住民に注意を呼びかける

これらの手順を頭に入れておくことで、万一の際にも冷静に対応することができます。

まとめ

空き巣被害は誰にでも起こり得る身近な脅威です。

本記事でご紹介した盗まれやすいものランキングを参考に、自宅の防犯対策を見直してみましょう。

適切な保管方法と効果的な防犯対策を組み合わせることで、大切な財産を守ることができます。

最後に、もし不幸にも空き巣被害に遭ってしまった場合は、すぐに警察に通報し、クレジットカード会社や銀行にも連絡を入れることが重要です。

被害を最小限に抑え、二次被害を防ぐためにも、迅速な対応が求められます。

大切な家族と財産を守るために、今日からできる防犯対策を始めてみませんか?皆様の安全な暮らしを心よりお祈りしています。

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